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見る盤面と、AI が読む詳細を分ける — よしあきの Notion とナレッジ

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制作の仕事と、自分で決める仕事を、よしあきは Notion と AI で回している。

AI を使うようになって、複数の案件を同時並行で進める機会が増えた。AI が作業している間は手が空く。空いた手で別の案件に入ると、頭の中のタスク管理が追いつかなくなる。今日どれを進めるか、終わったか、漏れていないか、どれが先か、が見えにくい。

そこを自動化と、短い盤面で補う。今日の仕事を一覧する Notion の画面を「盤面」と呼ぶ。長い経緯や手順をそこに足すと一覧が見えなくなるため、詳細は AI が読む置き場へ寄せる。知りたいときは、まずファイルを探さず AI に質問する。

まず、置き場は4つ

置き場誰が見るか置くもの
Notionよしあき今日/この案件の状態。短いゴール、日付、完了、見積、先方に見せるページの URL
個人用ナレッジAIなぜ・いつ・例外、繰り返す手順。Markdown を中心に、手順や実行用スクリプトを Git で持つ
案件リポジトリ実装する AI と、その案件の作業サイトのコードと、その案件だけの情報
機密の置き場人間ログイン情報。パスワードマネージャと、案件ページの外の台帳

迷ったら次で足りる。

  1. 毎日盤面で見る必要があるか → Notion(短く)
  2. 次の案件でも同じ判断をするか → 個人用ナレッジ
  3. このサイトのコードか、この案件だけの決定か → 案件リポジトリ
  4. パスワードやトークンか → 機密の置き場。案件ページにもナレッジにも書かない

Notion の構成

盤面の本体は、次の3つである。

種類役割
タスクその日の1行。いつやるか・完了したか・必須か・見積時間・完了条件を書く
自主プロジェクト自分で決めて進める仕事(日課、改善、ブログ、勉強会など)
案件プロジェクト人から頼まれた仕事。見積・請求・進行メモなど案件まわりとつながる

タスクは 自主プロジェクトか案件プロジェクトのどちらか一方 と紐づく。親は「何の仕事か」、子は「その日の1行」である。親を月ごとに増やさない。

案件プロジェクトと自主プロジェクトの違いは、紐づける情報の種類である。案件側は見積・請求・先方共有ページなど、案件に関わる別のデータベースとつながる。自主側は定期/改善/アイディアのカテゴリとゴールで管理する。パスワードやトークンはどちらにも載せない(機密は別の置き場)。

盤面が答える4つ

見たいこと持ち方
今日進めるべきタスク作業日がその日の行だけを出す
完了/未完了行ごとの完了。条件を満たしたときだけオン
漏れを出さない作業が始まったら行を先に確保する。1行は1日
優先朝に必須の印を付ける。AI はその印を読む。付ける判断は人間

自主プロジェクトの3カテゴリ

自主の行は3つにしか置かない。

カテゴリ意味ゴール期日
定期終わらない運用【維持】で始まる維持基準なし
改善着手する。月内で達成できる大きさ達成を判定できる1行月末
アイディアまだ着手を決めていない空欄でよい作成から3ヶ月。過ぎて未着手なら捨てる

ゴールは観察できる文にする。「整備する」は弱い。「その月のうちに1件で実運用する」は使える。書けないものはプロジェクトにしない。定期は達成文ではなく、維持できている状態を書く。

月内に終わらなかった改善は、その月の行を閉じ、翌月分を新しく作って残りを引き継ぐ。

タスクの1行は1日だけである。作業日を範囲にしない。今日の条件を満たしたら完了にする。未達の続きは 作業日を先送りするか、新しい行を作る。打ち合わせなら、その日の条件は「MTG完了」で足りることがある。親の維持基準と、子のその日の完了条件は別である。

ページのアイコンは2軸にする。図柄はテーマ(親子で同じ)。色はグループ(定期は緑、改善は青、アイディアは黄。タスク行は灰色)。プロジェクトごとに色を変えると、色が識別子になって盤面が騒がしくなる。識別はタイトルが担う。

経緯や手順は Notion に書かない。詳細はナレッジか案件リポジトリへ逃がす。Notion 側は「どこを見ればよいか」が1行で足りればよい。

日々の流れ

タスクの登録

  • 自主プロジェクトまたは案件プロジェクトのどちらかに紐づくタスクを登録する
  • 作業日(いつやるか)と 完了条件(その日の終わりの判定)を入れる
  • 見積時間(何時間くらいかかる見込み)も入れる。朝の枠計算に使う
  • 作業が始まったら、先に行を確保する(対応を始めているのに行が無い、を防ぐ)

今日のタスクを決める(朝)

朝は、すでに登録されている 作業日=今日 のタスクから、今日やることを決める。

  1. 空の見積時間を埋める
  2. 必須(今日閉じるもの)を決める。必須は合計4時間以内を目安にする
  3. その他(必須ではないが今日やるもの)と合わせて、今日の合計は12時間以内を目安にする
  4. 実施順を決める
  5. 翌日以降に回すものは、作業日を先送りする(数日以内)

必須の印を付けるのは人間である。AI はその印を読んで、朝の宣言や日中の案内に使う。

割り込み — 案件のチャットが来たとき

当日に案件の連絡が来たら、Discord の案件用チャンネルへ転送し、コーディング用 AI に「チャット対応して」と依頼する。

AI はその日の チャット対応 行を先に確保する(同日・同じ案件で未完了の行があれば増やさない)。必須 を付ける。当日中に最低でも一次返信するためである。

完了条件の例は次のとおりである。

  • 一次返信を送る
  • 課題を整理する
  • 必要ならタスク化する

返信本文の下書きや報告の突合は、別の手順で AI が続ける。Discord へ自動投稿はしない。

完了

  • 終わったタスクは、よしあきが自分で完了にチェックを入れる
  • AI も 完了条件 を手がかりにチェックを入れる(チャット終了時や日報の突合など)
  • 条件を満たしていないときは、完了にしない

ナレッジと AI

個人用ナレッジは AI が中心になって管理する。よしあきは Markdown を日常的に探して読むのではなく、中身を知りたいときはまず AI に質問する。原文や出典を確かめたいときだけ、該当する Markdown を開く。

一次のメモ、整理した文書、短い依頼で動かす手順、同じ結果を出す脚本、と層を分ける。繰り返す判断ほど、手順と脚本へ寄せる。

アクセスの既定は、手元のコーディング用 AI(Cursor や Claude Code)である。リポジトリを開いた状態で質問する。補助として ChatGPT の GitHub 連携もある。調べてまとめてナレッジへ足すことはできている。既にあるナレッジから引き出すところは、まだうまくいっていない。引き出せないときは、手元の AI に聞く。

案件リポジトリ

Web サイトに必要なコードの置き場である。その案件だけの決定や地図もここに置く。複数案件に効くルールはナレッジへ上げる。

名前は案件IDを軸にする。日付とクライアントを表す短い記号を続け、Git のリポジトリ名もそれに揃える。中身が Markdown 中心でコードを含まないときは、名前の末尾に -docs を付ける。

機密の置き場

ログイン情報、トークン、秘密鍵は、Notion の案件ページやタスクに置かない。進捗や URL など非機密だけを盤面に載せる。値はパスワードマネージャと、プロジェクト管理の外の台帳へ集約する。

自分で管理・変更できる検証用の秘密を自動処理に使う場合もあるが、先方が管理する秘密は AI が読める場所に置かない。

食わせたときの対応は、お願いではなくローテーションである。

自動で触っている箇所

手が空いて別案件に入っても、盤面の4つ(今日・完了/未完了・漏れ・優先)が崩れないようにする。コーディング用の AI が、短い依頼で Notion を触る。

AI が書く

  • 見積の行を課題リストから起こす
  • タスクの追加と完了
  • 実施の印(その日やった、が分かればよい行)
  • チャット対応を始めるとき、その日のタスク行を先に確保する。同日に未完了があれば増やさない

AI が読むだけ

  • 朝の必須。付けるのは人間

手動のまま

  • 必須の印
  • 先方向けページを公開リンクにする操作
  • 機密の台帳

Discord へ自動では投稿しない。行を作る、下書きを出す、までが自動に近い。

いまの使い方で足りていること

盤面は短く、詳細は質問して引き出す。秘密は盤面に載せない。今日の状態と、次にも使う判断と、この案件のコードは混ぜない。複数案件が同時に動いても、今日・完了/未完了・漏れ・優先は盤面だけ見れば足りるようにする。